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新春の伝統行事「鬼追い」 鹿児島

2010年1月8日 22:48
新春の伝統行事「鬼追い」 鹿児島

 鹿児島・曽於市で7日夜、新春の伝統行事「鬼追い」が行われた。

 1200年以上前から曽於市の熊野神社に伝わる奇習「鬼追い」は、夜の神社で鬼たちが「鬼ん手」と呼ばれる棒を振り回しながら暴れ回る。鬼にふんしているのは数え年で25歳の厄年の青年たちで、「御幣」と呼ばれる白い紙をたくさん身にまとっている。この御幣を持ち帰ったり、鬼からたたかれたりすると、一年健康に過ごせるといわれている。

 「鬼追い」は県の無形民俗文化財に指定されていて、鬼が暴れれば暴れるほど、その年は無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)に恵まれると言い伝えられている。