オーストラリア・ラッド首相は１９日、南極海での調査捕鯨中止について、日本と合意に至らない場合、今年１１月までに国際司法裁判所（ＩＣＪ）に提訴する考えを明らかにした。

　ラッド首相は１９日、オーストラリアのテレビに出演し、「日本が外交的な話し合いによって南極海での調査捕鯨をやめない場合、次の捕鯨シーズンが始まる今年１１月までにＩＣＪに提訴する」と述べた。ラッド首相が具体的な期限を示したのは初めて。

　この問題については、２０日からオーストラリアを訪問する岡田外相との会談でも話し合われる。