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普天間基地移設先に複数案 政府が検討指示

2010年2月23日 10:25
普天間基地移設先に複数案 政府が検討指示

 沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、政府が新たな移設先候補地として、沖縄・名護市のキャンプ・シュワブ陸上部のほか、長崎・大村航空基地に移転する案などを検討していることがわかった。

 政府は、アメリカ政府や移設先との交渉に向けて来月上旬をメドに候補地の絞り込みを行っているが、キャンプ・シュワブ陸上部のほか、沖縄・嘉手納町などの嘉手納基地に統合する案や、大村航空基地に移転する案、宮崎・新田原基地などに分散移転する案を検討するよう、防衛省に指示していることがわかった。

 政府内ではキャンプ・シュワブ陸上案が有力視されているが、過去の日米交渉で拒否された経緯があることから、複数の案をアメリカ側に打診する考え。