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B型肝炎訴訟、和解に向けた協議へ

2010年3月1日 13:02
B型肝炎訴訟、和解に向けた協議へ

 集団予防接種でB型肝炎に感染したとして、患者らが国に損害賠償を求めている問題で、和解をめぐり、関係閣僚が今週、協議を始めることがわかった。長妻厚労相が日本テレビの取材に対して明らかにした。

 B型肝炎訴訟は、集団予防接種で注射針を使い回されたことでB型肝炎に感染したとして、患者383人が国に対して謝罪と全患者の救済を求めているもの。来週、札幌地裁で和解勧告が出されるとみられ、これを前に、今週、関係閣僚が協議し、一定の姿勢を示す方針。

 しかし、100万人以上いるとみられる患者全員を救済するには膨大な費用がかかることから、菅財務相は和解に慎重な姿勢を示しているとみられ、政権内の新たな火種となりそうだ。