スイスでモーターショー開幕、トヨタが謝罪
スイス・ジュネーブで2日、モーターショーが開幕し、「欧州トヨタ」フォルミカ副社長がリコール問題について謝罪した。しかし、アメリカに比べて、ヨーロッパの反応は比較的冷静だ。
ジュネーブモーターショーには、ヨーロッパの自動車メーカーなど約40社が参加した。メディアを対象としたこの日、トヨタは小型のハイブリッドカーなどを発表し、あらためてリコール問題について謝罪した。欧州トヨタ・荒島正社長は「(リコールは)起こってしまったことで、誠に申し訳ないが、丁寧にメディアや客に説明して、ご理解いただきたいと思う」と話した。
ヨーロッパでは約170万台のトヨタ車がリコール対象となった。しかし、ヨーロッパ市場におけるトヨタのシェアは4.8%にすぎないため、冷静に受け止められているようだ。
フランスのテレビ局の記者「リコールではなく、商品の取材に来ました。アメリカの報道は過剰だよ。日本企業のイメージダウンのためだろう」
「プジョー」販売担当者「特定のメーカーが執ようにイメージダウンさせられるのはおかしい。リコールは他人事ではありません」