ビザなしでアメリカに入国する旅行者に義務付けられている電子渡航認証システム（ＥＳＴＡ）の申請が有料化されることになった。

　アメリカ・オバマ大統領は４日、ホワイトハウスで法案に署名し、旅行促進法が成立した。これにより、ビザなしでアメリカに入国する日本の旅行者らに義務付けられるＥＳＴＡの申請に１０ドル（約８９０円）の手数料がかかることが決まった。新しい制度は６か月以内に導入される見通し。

　集められた手数料はアメリカへの観光をＰＲする目的などに使われる予定だが、「観光客が逆に減少するのでは」という懸念も出ている。