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10日も西日本・北日本で大雪の見込み

2010年3月9日 20:12
10日も西日本・北日本で大雪の見込み

 9日朝から西日本を中心に大雪となり、関東地方でも山間部を中心に雪が降り続いている。9日夜から10日にかけても雪の情報には注意が必要。

 9日朝から中国地方に降り続いた雪は、受験生の足にも影響した。入学試験が行われた山口市の県立山口高校では、雪の影響で20人以上の生徒が試験の開始時間に間に合わず、急きょ試験の開始時間を約30分遅らせた。

 山口市の9日朝の最低気温は0.4℃。山間部(山口市徳佐)では最大18センチの積雪を記録した。

 広島県内では8日夜から雪の影響とみられる事故が相次ぎ、9日午後5時現在、その数は102件に上っている。また、一部の区間では通行止めとなっている。

 広島県内の9日朝の最低気温は山間部(高野)で氷点下1.0℃。積雪は27センチを記録した。広島市の中心部でもみぞれとなった。

 関東地方では、中央自動車道・八王子IC(東京)付近で雪が風とともに吹き荒れたほか、東京・多摩地方や神奈川・箱根なども9日昼前から雪が降り始めた。

 低気圧は急速に発達しながら10日朝には三陸沖に進む。上空の寒気は日本列島を覆い、西日本は強い冬型になり、北日本とともに大雪になる所もあるとみられる。10日夕方までの予想降雪量は、東北(太平洋側)で80センチ、北海道で50センチ、東北(日本海側)、北陸、岐阜、中国(山陰)で40センチなどとなっている。

 11日以降も北日本は雪が続き、北海道は猛吹雪になる所も出る見込み。12日からは東日本と西日本で春の暖かさが戻りそうだ。