「パナソニック」は１０日、世界に先駆けてアメリカで、映像が立体的に見える３Ｄテレビの発売を開始した。アメリカは３Ｄテレビの最大の市場と見込まれており、競争が激化しそうだ。

　パナソニックは、アメリカ最大の家電量販店と提携して、各店舗に３Ｄ映像の体験ブースを作った。さらに、販売価格を２０万円台半ばに抑え、アメリカ市場でトップシェアを目指す考え。

　アメリカでは今年から３Ｄ専用のテレビ放送が始まり、スポーツや映画など様々な映像の３Ｄ化が見込まれている。こうしたことから３Ｄテレビの最大の市場と見込まれており、各社が顧客の囲い込みにしのぎを削っている。

　パナソニックは、１０年度に世界で１００万台を売り、３Ｄテレビを起爆剤にテレビ事業の黒字化を図る考え。