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大阪市長「橋下新党」の「大阪都」構想批判

2010年4月20日 16:58
大阪市長「橋下新党」の「大阪都」構想批判

 事実上の「橋下新党」である「大阪維新の会」の旗揚げから一夜明けた20日、「大阪都」構想によって解体の対象とされている大阪市の平松市長が新党を批判した。

 大阪維新の会は、大阪府と大阪市などを一つの「都」に再編する構想を政策の柱に掲げている。これについて、平松市長は「(橋下知事の手法は)必ず仮想敵がいないと燃えないタイプなのか、対立する図式だけを権力闘争で見せる手法にむしろ悲しみを感じてしまいます」と述べ、痛烈に批判した。

 橋下知事も平松市長との「政治的絶縁」を宣言したことから、今後、府と市の連携や二重行政の解消に向けた動きが停滞することが懸念される。