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普天間県内移設反対、県民大会に約9万人

2010年4月25日 18:55
普天間県内移設反対、県民大会に約9万人

 沖縄・読谷村で25日午後、アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の県内移設に反対し、国外・県外移設を求める大規模な県民大会が開かれた。主催者によると、参加者は約9万人だという。仲井真弘多県知事は、基地の負担軽減を訴えたが、県内移設反対という姿勢は明確には示さなかった。

 会場は、政府にイエローカードを示そうと、黄色いシャツやリボンを身に着けた県民であふれた。

 超党派で行われた今回の大会では、政府も注目する仲井真県知事のあいさつがあり、仲井真県知事は「普天間飛行場の危険性を、一日も早く政府は除去せよ。これが第一でございます。沖縄県民が負う過剰な基地負担を大幅に軽減せよ。これが第二でございます」と述べた。ただ、県内移設反対という意思は明確には示さなかった。

 一方、名護市・稲嶺進市長は、辺野古沖合への移設案が政府内で再浮上していることについて、「県民を愚弄(ぐろう)している」と批判し、受け入れ反対を明確に訴えた。