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間伐材でアオリイカの産卵場所づくり 三重

2010年5月17日 15:50
間伐材でアオリイカの産卵場所づくり 三重

 林業と漁業が盛んな三重・尾鷲市で、ヒノキの間伐材を海に沈めてアオリイカの産卵場所をつくる取り組みが始まった。

 尾鷲市沿岸の海では、アオリイカの産卵場所となる海藻が年々減り続けている。このため、産卵が始まるこの時期、地元のヒノキの間伐材に重りをつけて海に沈め、産卵場所をつくる取り組みが3年前から続けられている。

 市の職員と地元のダイバーが、尾鷲市の行野浦漁港から設置ポイントである沖合に船で向かい、長さ約3メートルの間伐材を沈めた後、ダイバーが海に潜り、間伐材を産卵に適した場所に設置した。

 この作業は来月下旬まで続けられる。