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辺野古埋め立て案、容認は困難~沖縄知事

2010年5月21日 21:53
辺野古埋め立て案、容認は困難~沖縄知事

 アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題で、沖縄・仲井真県知事は21日、これまでの日米の交渉で一致している「現行案」に近い形の沖縄・名護市辺野古埋め立て案が浮上していることについて、簡単に容認できないとの認識を示した。

 「県外、国外という欲求が盛り上がっているところであって、元に戻るという案が今の県内で『わかりました』とか受け入れられる状況にはないと思うんです」-仲井真知事は、以前は現行案を条件つきで容認していた。しかし、今年1月に反対派の名護市・稲嶺市長が誕生したことや、県民世論の高まりなどを挙げ、浮上している辺野古埋め立て案も容認することは難しいとの立場を示した。