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自民党「退陣よりも衆院の解散・総選挙を」

2010年6月1日 19:44
自民党「退陣よりも衆院の解散・総選挙を」

 民主党内で鳩山首相の退陣論が強まる中、自民党は、この動きを見極めて、鳩山首相の退陣よりも衆議院の解散・総選挙を求めていく姿勢。

 1日朝の党役員会では、谷垣総裁が「今日は民主党の動きを注視しながら対応を考えないといけない。こういう状況の中、衆議院の解散・総選挙に追い込む」と述べ、衆議院での内閣不信任決議案や参議院での首相問責決議案の提出時期については、最も効果的なタイミングを執行部で判断していくことになった。

 また、大島幹事長は「鳩山首相一人だけを代えればここは乗り越えられるという、非常に小手先の選挙論だけの議論としか思えない」と述べ、民主党内の鳩山首相退陣論をけん制するとともに、衆議院の解散・総選挙を求めていく考えを強調した。

 自民党内では、民主党の支持率低迷の大きな要因となっている鳩山・小沢体制が続いた方が参議院議員選挙に有利だとの声も上がっている。