５か月半にわたる宇宙での長期滞在を終えて、野口聡一さんが２日、帰還し、「元気です。帰ってきました」と笑顔でコメントした。

　野口さんら３人の宇宙飛行士を乗せたロシアの宇宙船「ソユーズ」はメーンパラシュートで降下、地上まであと１メートルというところで逆噴射ロケットに点火してスピードを落とし、日本時間２日午後０時２５分にカザフスタン中部の草原地帯に無事着陸した。ソユーズから降りた野口さんは「元気。帰ってきました」と笑顔でコメントした。

　野口さん「着陸のショックは、意外に大変ではなかった。むしろ、パラシュートが開いたときの方がびっくりしました。（Ｑ家族に何と伝えるか）『帰ってきたよ』と。（Ｑ最初にしたいことは）温かいシャワーと冷たいビールですね」

　野口さんらはテントでメディカルチェックを受け、ヘリコプターでカラガンダにある空港に移動する。そこで簡単な記者会見に臨んだ後、家族の待つアメリカ・ヒューストンに向かうことになっている。