民主党は７日午後、両院議員総会を開き、枝野幸男幹事長ら菅直人新政権の新しい党役員人事を正式に決定した。

　総会では、枝野幹事長、玄葉光一郎政調会長といった非小沢色の強い党役員の人事が確定した。４０歳代と若い枝野幹事長が壇上で周りに気を使う場面もあった。会場に小沢一郎前幹事長の姿はなかった。

　４～６日にＮＮＮが行った緊急世論調査での支持率の回復を受け、できるだけ早く参議院議員選挙に突入すべきか、法案の成立を優先すべきか、駆け引きが続いている。民主党内では、組閣の遅れを受けて、連立を組む国民新党が求める郵政改革法案の成立のため、１６日までの国会会期を約２週間延長する方向が強まっていた。そうすると、参院選も来月１１日から２週間遅れる。しかし、民主党では世論調査を受けて「なるべく早く参院選に入るべきだ」との意見が強まっていて、７日も断続的に協議が続くことになっている。