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不況、就職難…国立大学や看護学部が人気

2010年6月8日 15:18

 今年3月までに行われた大学入試で、不況や就職難の影響から、授業料の低い国公立のほか、就職に直結する看護や教育などの学部に人気が集まっていることが、大手予備校「河合塾」の調査で明らかになった。

 国公立の教育学部の約75%で、去年よりも志願者が増えた。また、私立の難関校では、合格者が国公立に流れ、補欠合格者を去年より大幅に増やす傾向が見られた。慶応義塾大学や上智大学では、合格者のほぼ1割が補欠合格者という状況。

 河合塾は、不況が続けば来年の入試でも同じような傾向になると分析している。