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宮崎市、日向市、西都市で口蹄疫感染の疑い

2010年6月10日 22:20
宮崎市、日向市、西都市で口蹄疫感染の疑い

 農水省と宮崎県は10日夕方、宮崎市、日向市、西都市でも、ワクチンを打っていない豚や牛から、新たに家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の感染の疑いを確認したと発表した。

 感染の疑いがある牛や豚が見つかったのは、宮崎市の養豚農家1か所と、日向市、西都市の肉用牛農家2か所。口蹄疫に似た症状が出ているという報告を受け、農水省と県が写真で感染していると判定し、殺処分を決めた。対象は計約2200頭に上る。いずれの農家も、ウイルスの拡散を防ぐために、家畜の移動を制限し、ワクチン接種を行った地域とは外れた場所にある。

 農水省は、迅速な殺処分と埋却で封じ込めを図りたい考えだが、いまだにこれまでに感染した牛約3万頭の埋却のメドが立たないことや、感染が拡大している原因がはっきりしないことから、対応に苦慮している状況。