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性描写規制改正案、都議会で否決の公算

2010年6月11日 22:41

 マンガやアニメに登場する子供キャラクターの性描写を規制する東京都の条例改正案が、都議会で否決される公算となった。

 改正案は、マンガなどの子供の登場人物に過激な性描写がある作品を「不健全図書」に指定し、18歳未満が買わないように区分陳列することを義務付ける。今年3月、都議会に提出されて以降、審議が続いてきたが、「条文がわかりづらい」との批判を受けて自民・公明の与党側から修正案も出されていた。

 11日の総務委員会では、最大会派の民主党などが出版業界との意見交換ができていないことなどを理由に反対を表明した。

 週明けの都議会では野党の反対多数で原案、修正案ともに否決される公算で、石原都知事は否決された場合、秋以降の都議会に再び改正案を提出する考えを示している。