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宮崎・都城市の口蹄疫は“飛び火”感染

2010年6月29日 22:43
宮崎・都城市の口蹄疫は“飛び火”感染

 宮崎で発生している家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)で、都城市で今月9日に確認された発生がほぼ飛び火であることが、科学的に確認された。

 農水省によると、都城市で発生した牛のウイルス遺伝子を東京の動物衛生研究所で解析した結果、最初の発生例となった都農町の牛のウイルスとほぼ同じ血清型O型と判明した。これにより、都城市での発生は、外国などから入ってきたウイルスによるものではなく、県中央部の地域で発生したウイルスが飛び火したとみてほぼ間違いないという。

 一方、都城市は、家畜の移動制限解除に向けて検査を行い、血液を採取する抗体検査ですべての農場の家畜にウイルスはないと確認された。このため、今後家畜の症状に異常がなければ、来月2日午前0時をもって移動制限が解除される見込み。