記録的な猛暑が続くロシア・モスクワでは２９日、再び観測史上最高気温を更新した。ロシア中部・ボロネジでは、暑さによる森林火災も相次いでいる。

　２７日に観測史上最高気温を９０年ぶりに記録したばかりのモスクワで２９日、気温が３７．７℃まで上がり、最高気温の記録を再び更新した。この暑さの影響で、モスクワ郊外にある泥炭湿原や森林で火災が発生、モスクワ市内が煙で覆われるなどの被害が出ている。

　一方、ボロネジでは、暑さにより発生した森林火災で消防士１人が死亡、２０棟を超える民家が焼失した。この火災で、病院の入院患者やサマーキャンプに来ていた子供たちも避難したという。