×

国交相、整備新幹線未着工区間の課題を明示

2010年8月27日 18:29

 前原国交相は、整備新幹線の着工していない区間について、着工するという判断を下すために解消するべき課題を示した。

 北海道、北陸、九州の整備新幹線の未着工区間については、前原国交相らは整備に関する基本方針を明示し、JRや地元自治体から意見を聴いてきた。この中で、着工を決めるまでの課題として、北海道新幹線については、青函トンネルで貨物列車とすれ違う際の技術的な問題点を挙げた。また、北陸新幹線では福井・敦賀より西側の整備のあり方が、九州新幹線では開発中のフリーゲージトレインの問題などが挙げられた。

 前原国交相は「これらの課題がクリアされると判断された時点で、次の段階へ進める」と述べ、着工の判断までにはまだ時間がかかるとみられている。