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菅改造内閣、17日夕方発足へ

2010年9月17日 12:29
菅改造内閣、17日夕方発足へ

 17日夕方、菅改造内閣が発足する。菅首相は閣僚に内定した議員らに次々と電話をかけるなど、閣僚人事の最終調整を行っている。菅首相は17日昼過ぎに組閣本部を立ち上げて、17日夕方に予定されている皇居での認証式を経て、改造内閣を発足させることにしている。

 官邸では、17日午前9時から閣議が行われ、改造に向けて閣僚の辞表が取りまとめられた。その後、午前11時からは、民主党の両院議員総会が開かれ、岡田幹事長ら党3役人事が正式に承認された。ただ、菅首相は「まだお願いしていて結論が出ていないところもある」として、小沢元幹事長と輿石参議院議員会長に打診した代表代行人事については、調整が難航していることを明らかにした。

 一方、菅改造内閣の顔ぶれが徐々に明らかになってきている。岡崎トミ子氏が少子化担当相に、鳩山グループ幹部・大畠章宏氏が経産相に内定した。また、民間から前鳥取県知事・片山善博氏が総務相に、玄葉政調会長が国家戦略相に内定している。

 また、仙谷官房長官、野田財務相、蓮舫行政刷新相、自見郵政改革相、北沢防衛相は留任。岡田外相の後任には、前原国交相の横滑り、国交相には馬淵副大臣の昇格が検討されているが、党内に反発もあり、調整が続いている。

 また、入閣候補として海江田万里氏の名前が浮上している。このほか、長妻厚労相が退任する見通し。岡田幹事長を中心とする党役員人事とあわせて「脱小沢色」の強い布陣となっている。党内融和は今後の民主党にとって大きな課題となる。