郵便割引制度に絡み、偽の証明書を発行した罪に問われた裁判で無罪判決を受け、２１日に大阪地検が控訴を断念したため無罪が確定して復職することが決まった厚労省・村木厚子元局長が２２日、復帰を前に会見で心境を語った。

　村木さんは「昨日夜１０時半ごろ、大臣から直接、電話をいただきまして、『明日から出勤してくれ』と。職場に戻れるということで、大変うれしいです」と話した。今後の仕事については、「どの分野でもいいので、一人の公務員としてできることをやりたい。１年３か月のブランクに緊張している」と話した。

　また、２１日に大阪地検の主任検事が証拠を改ざんしたとして逮捕された事件については「これを大事なきっかけとして、検察の検証を厳しく温かく見守っていきたい」と述べた。

　村木さんは近く、局長級のポストに配置される予定。