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中国漁業監視船、尖閣接続水域を航行~政府

2010年9月27日 20:23
中国漁業監視船、尖閣接続水域を航行~政府

 仙谷官房長官は27日夕方の会見で、中国の漁業監視船が沖縄・尖閣諸島の接続水域を航行していることを明らかにした。

 仙谷官房長官は、中国の漁業監視船2隻が24日から尖閣諸島の接続水域内に現れたため、海上保安庁が警戒にあたっていることを明らかにした。これまでに4回抗議を行ったという。

 これに関連し、20日付の「中国漁業報」は「漁民の生命と財産を確実に守るため、今後はパトロールを常態化しなくてはならない」とする中国当局者のコメントを伝えている。

 一方、菅首相が現地時間10月4、5日にベルギーで開かれるアジア欧州会議に、一転して出席する方向で調整を進めていることが明らかになった。10月1日に召集される臨時国会に対応するため、当初は出席を見送る方針だったが、日中関係が緊張する中で国際会議への欠席はマイナスとの判断があったとみられる。