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2回目の「起訴議決」審査員の平均年齢訂正

2010年10月12日 21:19

 今月4日、民主党・小沢一郎元代表について2回目の「起訴議決」をした東京第5検察審査会の議決に絡み、検察審査会事務局は12日、審査員の平均年齢に誤りがあったことを明らかにした。

 検察審査会事務局は、4日に議決を公表した際、メディア各社の問い合わせに対し、11人の審査員の平均年齢は30.9歳と回答していた。しかし、事務局によると、一般からの問い合わせを受けて計算し直したところ、正しくは33.9歳であったことが判明し、誤って3歳若く回答してしまっていたという。これについて、事務局は「大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪した。

 一方、今年4月に1回目の「起訴相当」を議決した審査員の平均年齢(34.3歳)に誤りはないという。これにより、起訴議決を出した1回目と2回目は、いずれも平均年齢では約34歳だったということになる。

 2回目の議決をした審査員の平均年齢をめぐっては、若過ぎることから、一部で選定過程を問題視する声もあることについて、事務局は「審査員の選出は、クジによって適正に行われている」と話している。