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米・オバマ政権で初の臨界前核実験

2010年10月13日 11:18

 「核なき世界」を掲げるアメリカ・オバマ政権で、初めての臨界前核実験が行われていたことが明らかになった。

 アメリカ・エネルギー省によると、臨界前核実験は先月15日、ネバタ州の実験施設で行われた。核兵器の性能を維持することなどを目的に実施され、アメリカが臨界前核実験を行ったのは4年ぶり。

 アメリカは、臨界前核実験は核爆発を伴うものではなく、包括的核実験禁止条約(CTBT)に違反しないとの立場を強調している。しかし、核廃絶を訴えるオバマ政権が核実験を行ったことで、今後、批判の声が上がるのは確実となっている。