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今年度補正予算案、15日採決で与野党合意

2010年11月10日 1:41
今年度補正予算案、15日採決で与野党合意

 今年度の補正予算案をめぐって、民主党は10日のうちに衆議院本会議で採決する方針だったが、野党側が「議論が不十分だ」と強く反発したため、10日の採決を見送り、補正予算案は15日に衆院を通過する見通しとなった。

 9日、民主党と自民党の国対委員長が断続的に会談し、民主党は「今年度の補正予算案を、10日のうちに衆院本会議で採決して衆院を通過させたい」と提案した。これに対し、自民党は「沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の映像が流出した問題などで議論が不十分だ」と強く反発したため、民主党は10日の採決を断念した。

 結局、予算委員会で10日に集中審議を行った上で、15日に補正予算案を採決することで与野党が合意した。

 参議院で野党が多数を占める「ねじれ国会」の中で、民主党側が譲歩を強いられた形。