柳田法相が地元の会合で、法相の答弁は「個別の事案についてはお答えを差し控えます」など、２つの文句を覚えていればいいと発言した問題で、自民党は１７日の参議院本会議で法相の罷免を求めた。

　自民党・浜田和幸議員「実際、柳田法相はこの２つの言葉を各種委員会で３９回連発しています。こんな無責任な法相は、一日も早く罷免されるべきだと思います」

　菅首相「質問通告がなかったんですが、本日この問題では、官房長官が法相を呼んで事情を聴くことにしています」

　これに関連して、仙谷官房長官は１７日昼過ぎ、柳田法相を首相官邸に呼び、発言内容について説明を受け、厳重注意した。また、柳田法相は菅首相とも短時間、会談している。さらに、柳田法相は１７日午後の参議院予算委員会の冒頭で「思慮が足りなかった。心から反省しています」とあらためて陳謝した。