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官房長官の「暴力装置」発言、菅首相が謝罪

2010年11月18日 16:48
官房長官の「暴力装置」発言、菅首相が謝罪

 自民党は18日午後の参議院予算委員会で、仙谷由人官房長官が18日午前の答弁で自衛隊を「暴力装置」と呼び、発言を撤回・謝罪したことについて、「謝って済む問題ではない」などと追及した。

 自民党・丸川珠代議員「自衛隊の方々にとって、大変失礼極まりない、とんでもない発言。菅首相は、内閣を代表して、自衛隊の最高指揮権を有する最高責任者として、この発言をどう思うのか?」

 菅直人首相「先ほど、仙谷官房長官がその表現に対して撤回をし、謝罪され、実力組織という言い方に変更した。最初の表現はやや問題があったと思っていて」

 丸川議員「『やや』ではないと思う。謝って済む問題だと思っているのか」

 さらに、丸川議員は「官房長官は問責に値する。首相は罷免すべき」と追及した。これに対し、菅首相は「内閣の一員から問題発言が出たことは謝罪する」とした上で、「後で仙谷官房長官を招いて注意をする」と述べた。