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あす沖縄知事選 最優先課題に揺れる有権者

2010年11月27日 19:23
あす沖縄知事選 最優先課題に揺れる有権者

 アメリカ軍普天間基地の移設問題に揺れ続ける沖縄県の知事選挙は28日、投開票が行われる。「基地は撤去してほしい」という思いでは共通する市民も、最優先なのは基地問題か経済・雇用問題か、考えは様々だ。

 立候補しているのは、現職・仲井真弘多氏、前宜野湾市長の新人・伊波洋一氏、団体職員の新人・金城竜郎氏。

 仲井真氏については、今後、政府との対話に応じて県内移設を再び認めるのではないかとみる有権者もいる。伊波氏については、政府とのパイプが絶たれ、経済振興が進まなくなるのではと考える有権者もいる。

 選挙の情勢について、仲井真氏と伊波氏の陣営は、両者が激しく競り合っていると分析している。いずれの結果でも、菅政権には、日米合意の見直しを求める知事との困難な交渉が待ち受けることになる。