アメリカの外交機密文書を大量に入手し、公表し始めた内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ氏が先月３０日、雑誌社のインタビューに応え、アメリカ・クリントン国務長官に辞任を促した。

　アサンジ氏は、海外の要人のクレジットカードの番号などを集めるよう外交官に指示したのであれば「スパイ活動の命令だ」として、クリントン長官は辞任すべきと訴えた。これに対し、国務省・クローリー次官補は１日、「クリントン長官は辞任する必要はない」と反論し、アサンジ氏のことを「ジャーナリストではなく無政府主義者だ」と厳しく非難した。

　一方、ウィキリークスは簡易投稿サイト「ツイッター」上で先月３０日、何者かから大規模なサイバー攻撃を受けたこと明らかにした。