ハイチ大統領選「開票に不正」一部が暴徒化
中南米・ハイチで8日、大統領選挙の結果に不満を抱くグループが抗議活動を行い、一部が暴徒化した。
ハイチで8日、大統領選挙の開票に不正があったと主張するグループの一部が暴徒化し、各地で建物や車に火を放った。また、国連の平和維持部隊との衝突も起き、国際空港が閉鎖されている。現地からの報道によると、銃撃などで4人が死亡したという。
プレバル大統領は、ラジオで「コレラで苦しむ中、バリケードでさらに犠牲者を増やしてはならない」と市民に冷静になるよう訴えた。ハイチではコレラがまん延し、これまでに9万人以上が感染、2000人以上の死者が出ている。
大統領選挙の決選投票は来年1月16日に行われる予定。