ロシアで民族対立、約1000人を拘束
サッカーファン同士のトラブルをきっかけに、ロシア・モスクワでロシア人とコーカサス人の対立が深刻化している。15日夜には双方がにらみ合いとなり、約1000人が拘束された。
騒動のきっかけは、6日に起きた、サッカーファン同士のトラブルからロシア人の若者がコーカサス人に射殺された事件で、その後、モスクワ市内では民族同士の対立が続いている。
モスクワの中心部で15日夜、コーカサス人が反ロシア人のスローガンを掲げて集会を開こうとしたところ、これを阻止しようとする大勢のロシア人が集まり、警官隊を挟んでにらみ合いになった。3000人の警官隊が動員され、双方の約1000人を拘束して集会場所から引き離し、大きな騒ぎにはならなかった。
しかし、ロシア人の中にはすべての外国人の排除を標ぼうするグループもあり、日本大使館は注意を呼びかけている。