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政権崩壊のチュニジア、銃撃戦などで混乱

2011年1月17日 13:51

 大統領が国外に逃亡し、23年間続いた独裁政権が崩壊した北アフリカ・チュニジアで16日、首都・チュニスで銃撃戦が起きるなど混乱が続いている。

 AP通信などによると、16日、チュニス郊外にある大統領宮殿や野党本部の入った建物付近など数か所で大規模な銃撃戦が起きたという。警察は、銃撃戦など暴動を助長させた疑いで、ベンアリ前大統領の警護責任者ら数十人を逮捕した。

 ベンアリ前大統領の国外逃亡後、火災や略奪が起きるなど各地で混乱が続いているが、ガンヌーシ首相は16日、「チュニジア史の新しいページが開かれる」として、新しい挙国一致内閣を17日にも発表するとの声明を出した。