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霧島山の新燃岳、噴火警戒レベルを引き上げ

2011年1月27日 2:29
霧島山の新燃岳、噴火警戒レベルを引き上げ

 鹿児島と宮崎の県境にある霧島山の新燃岳で26日、火山活動が活発化し、午後6時50分には火口から2000メートルまで噴煙が上がるのが確認された。鹿児島地方気象台は、噴火警戒レベルを入山規制の「3」に引き上げた。

 鹿児島地方気象台によると、新燃岳は26日午前7時31分、ごく小規模な噴火が発生した後、断続的に噴火し、午後3時40分には噴煙が火口から1500メートル、午後6時50分には火口から2000メートルまで噴煙が上がるのが確認された。気象台は、火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、午後6時に噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」から入山規制の「3」に引き上げた。

 気象台は、火口から2キロの範囲では大きな噴石等に警戒するよう呼びかけている。