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シー・シェパード妨害 捕鯨船が救難信号

2011年2月4日 18:39
シー・シェパード妨害 捕鯨船が救難信号

 反捕鯨団体「シー・シェパード」が日本時間4日、また日本の調査捕鯨船に対して妨害活動を行った。瓶を投げ込むなどの妨害は約5時間続き、捕鯨船が周囲の船に助けを求める救難信号を発信する事態となった。

 水産庁によると、シー・シェパードは日本時間4日午前7時過ぎから、南極海で調査捕鯨を行っている「第三勇新丸」に対して、100本以上の酪酸入りとみられる瓶や発煙筒を投げ込むなどの妨害行為をした。午前9時過ぎには、妨害船が放ったロープが第三勇新丸のスクリューに絡まり、船の速度が遅くなるなど航行に支障が出たため、一時、救難信号を発信した。妨害活動は約5時間続いたが、乗組員にケガはなかった。

 シー・シェパードによる妨害活動は今年に入って7度目で、水産庁は「極めて危険な行為で断じて許されない」とコメントしている。