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ロシア最強のテロ対策部隊 訓練を公開

2011年2月20日 9:19

 相次ぐテロに悩むロシアでは、軍による掃討作戦を求める声が広がり始めている。そうした中、テロ対応に実績を持つ空挺(くうてい)部隊の訓練が外国メディアに公開された。

 先月24日にモスクワのドモジェドボ空港で起きた自爆テロでは、36人が犠牲となった。メドベージェフ大統領は「犯行組織を必ず暴き出します」と述べ、テロとの戦いを宣言した。

 ロシア最強といわれる第76空挺部隊はチェチェンのゲリラ対策やグルジア紛争で実績を挙げており、今回、テロ組織掃討作戦への投入がうわさされている。取材した当日は、選び抜かれた精鋭約400人がパラシュート降下訓練に参加していた。

 力によるテロの封じこめが、再びテロを招く可能性は否定できない。民族問題は難しい局面を迎えている。