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三重フェリー座礁、原因は高波による荷崩れ

2011年2月25日 17:35

 09年に三重・熊野灘でフェリーが座礁した事故について、国交省運輸安全委員会は25日、高い波を受けて、積んでいたコンテナが荷崩れを起こしたことが原因だったと発表した。

 運輸安全委員会によると、座礁したフェリー「ありあけ」は09年11月、船体後方の左側から高さ約6.9メートルの波を受け、右側に25度傾いた。その際、積んであったコンテナが横滑りなどを起こし、横倒し状態になったという。当時は天候が悪く、事故が起きたのはIMO(=国際海事機関)が定める「危険範囲」にあたる場所だったという。

 運輸安全委員会は運航会社に対し、安全の管理を徹底することやコンテナを固定する方法を検討するよう求めている。