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枝野氏「一括送付の方が異例」発言を陳謝

2011年3月2日 15:06
枝野氏「一括送付の方が異例」発言を陳謝

 政府・与党が11年度予算案を関連法案と切り離して衆議院で可決し、参議院に送ったことに対し、野党側が反発している問題で、枝野官房長官は2日朝、参議院側に対して「一括して送る方が異例だった」との発言について陳謝し、審議入りを求めた。

 参議院では、予算案が予算の執行に必要な関連法案と切り離されて送られたことに野党側が反発し、審議入りが見送られている。これに対し、枝野官房長官は2日朝、参議院議院運営委員会の理事会に出席し、「一括して送る方が異例だった」との1日の発言について、「過去には別々に採決していた事実もあることを指摘したもの。表現が至らなかった」として陳謝した。その上で、予算案と関連法案は「年度内に一体として成立させることが重要」と述べ、野党側に審議入りを求めた。

 枝野官房長官は2日午前の会見で、「(予算案と関連法案の一括送付の方が)『異例だった』というような表現があり、表現が必ずしも適切ではなかった部分があったと思いましたので、その点について真意をお話ししておわびを申し上げた」と述べた。

 野党側はこれを受け、3日からの参議院での審議入りに応じるとみられる。