タレント・坂上二郎さんが１０日午前９時４０分、脳梗塞のため死去した。７６歳だった。坂上さんと共にお笑いコンビ「コント５５号」で一時代を築いたタレント・萩本欽一さんが１０日夕方、取材に応じ、「僕の宝が、僕の懐から去っていった」と述べた。

　関係者によると、坂上さんが自宅で倒れたと１１９番通報があったのは、１０日午前９時過ぎだった。救急隊が到着した時には、すでに心肺停止状態で、その後、栃木県の病院に搬送されたが、午前９時４０分に死去した。通夜や告別式は営まれず、親族らだけで家族葬を行うという。

　萩本さんは「残念じゃ言葉が足らない。悔しいじゃ言葉が足らない。ありがとう、二郎さん。言葉が足らない。ボケを演じたら日本一だったと思ってました。僕の宝が、僕の懐から去っていった。欽ちゃんの笑いの人生を作ってくれた。本当にありがとう」と述べた。