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特急「雷鳥」ラストラン ダイヤ改正で

2011年3月11日 13:31
特急「雷鳥」ラストラン ダイヤ改正で

 長年、関西と北陸を結んでいたJRの特急列車「雷鳥」が12日のダイヤ改正で姿を消すことになり、11日朝、最後の上り列車が多くのファンに見守られながら、石川・金沢駅を後にした。

 「雷鳥」は、64年に運行を開始して以来、北陸と関西を結ぶ列車として活躍してきた。ピーク時には20往復するなど花形特急として長年愛されてきたが、新型車両の「サンダーバード」に徐々に置き換えられ、12日のダイヤ改正で姿を消すことになった。

 大勢の鉄道ファンが見守る中、11日午前7時10分、「雷鳥」は金沢駅を後にした。大阪駅発の下り列車は11日午後8時過ぎに金沢駅に到着する予定で、この列車を最後に約半世紀の歴史に幕を下ろすことになる。