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米レスキュー隊、救援活動に向け出発の準備

2011年3月12日 17:08

 東日本大地震で、被災地の救援活動のため、アメリカから派遣されるレスキュー隊が出発の準備を行った。

 アメリカ連邦政府は、これまでに日本の被災地の救援活動のため、レスキュー隊2チーム、計約150人を派遣することを決めている。このうち、ロサンゼルス郡消防局の特別チーム74人は、救出活動に使う機材のチェックなど、出発の準備を行った。レスキューのスペシャリストや医師らで編成されるこのチームは、去年のハイチ地震でも救援活動を行っており、メンバーの中には、前日にニュージーランドの救援活動から戻ったばかりの隊員もいる。

 ロサンゼルス郡消防局・災害特別チームのデイブ・ストーン隊長「きのう、ニュージーランドの救援チームが戻ったばかりですが、中には続けて日本へ行く者もいます。ハイチやニュージーランドと比べて違うのは、2つの要素があることです。ビル破壊と人々を閉じ込める地震と、津波による洪水の複雑さが混在しているのです。大変な任務ですが、我々は準備ができています。年中、訓練を行っていますから。日本の方々は防災意識が高い。そんな日本から助けを求められたことを誇りに思います」

 現在、国からの出動命令を待っている状態だが、レスキュー隊の隊長は日本時間13日午前中にも到着したいとしている。