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政府と東電が統合対策本部を設置

2011年3月15日 8:28
政府と東電が統合対策本部を設置

 福島第一原子力発電所の爆発事故を受けて、菅首相が15日午前5時半頃に会見し、政府と「東京電力」による統合対策本部の設置を明らかにした。

 菅首相「政府と東京電力が一体となった対策本部を立ち上げることにしました。事業者である東京電力と政府の対策本部の場所が違い、リアルタイムでの対応において一体化した方がいいだろう」

 統合対策本部は東京電力本社に設置され、本部長に菅首相が、副本部長には海江田経産相と東京電力の社長が就く。菅首相は「憂慮する状況は続いているが、危機を乗りこえる。陣頭指揮に立って、やり抜きたい」と強調した。

 その後、会見した枝野官房長官によると、統合対策本部の設置は菅首相自らの発案だという。また、設置の狙いについては「状況が時々刻々と変化していく中、国民に不安を与えないよう、正確で迅速な情報提供を行っていくため」などと説明した。