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正門付近の放射線量20分の1に~官房長官

2011年3月15日 21:51
正門付近の放射線量20分の1に~官房長官

 枝野官房長官は15日午後の会見で、午前中に1万マイクロシーベルトを超えていた福島第一原子力発電所の正門付近の放射線量が午後になって大幅に低下し、午後3時半には20分の1のレベルまで下がったことを明らかにした。

 枝野官房長官「15時半には596.4(マイクロシーベルト)、もちろん平常値より高い数値ですが、人体に影響を与えない程度の水準に下がってきて、その下がっている傾向にあるという報告を受けている」

 このことから枝野官房長官は、火災が起きた福島第一原発4号機から「高い濃度の放射性物質が継続的に出ていない可能性がある」と述べた。

 また、福島第一原発3号機付近で15日午前10時22分に40万マイクロシーベルトの放射線が計測されたことについては「その後の分析によって昨日(14日)の建屋の崩壊によって生じたがれきが原因ではないかとの見方も出ている」と述べた。その一方で、「3号機の近辺での新たな数字はない」としている。

 また、1号機から3号機の全てで冷却のための給水は続いていることを明らかにした。