調査捕鯨船・日新丸が帰国、今後は被災地へ
反捕鯨団体「シー・シェパード」の妨害行為により、この冬の活動を途中で打ち切った調査捕鯨船「日新丸」が21日、帰国した。今シーズンのクジラの捕獲数は、目標の5分の1にとどまった。
日新丸は21日昼前、水産庁の関係者らが出迎える中、東京・大井ふ頭に入港した。水産庁によると、この冬の南極海での調査はミンククジラなど850頭以上を捕獲する目標だった。しかし、シー・シェパードによる発煙筒の投てきなど度重なる妨害行為で、捕獲したクジラは5分の1の約170頭にとどまったという。
日新丸は今後、東日本大地震の被災地に救援物資を運ぶ任務を行う予定。