リビア・カダフィ政権に対する欧米各国の軍事作戦は２０日も続けられ、アメリカ軍の爆撃機も初めて空爆に参加した。

　アメリカ国防総省によると、２０日の攻撃にはアメリカ軍のＢ２爆撃機も初めて参加した。カダフィ政権側の防空施設に加えて、リビア東部・ベンガジ近郊に展開する地上軍などに対しても攻撃を行ったという。マレン統合参謀本部議長は、すでにリビア上空の制空権を確保したとの認識を示した。また、中東・カタールの軍用機もまもなく作戦に加わる予定。

　一方、中東各国で構成するアラブ連盟・ムーサ事務局長は、「市民への爆撃ではなく保護を求める」と述べて、空爆に否定的な考えを示した。