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3号機中央制御室に照明、原子炉冷却へ前進

2011年3月23日 2:23
3号機中央制御室に照明、原子炉冷却へ前進

 電源の復旧作業が続く福島第一原子力発電所で22日夜、3号機で中央制御室まで電気が通り、照明が点灯した。

 第一原発では、電源復旧のための作業が22日も続き、同日夜までに1号機から6号機の全てが外部からの電気を受け取れる状態になった。このうち、3号機では22日午後10時43分、原子炉の水位や圧力を把握する中央制御室の照明が点灯した。23日、原子炉と使用済み燃料プールに水を入れるポンプを動かす作業に着手するという。冷却機能が回復すれば、危機的な状況を抜け出す大きな一歩となる。

 一方、2号機は建屋が残っていて放水では冷やせないため、電源の復旧による冷却装置の稼働が急務となっているが、部品の交換にまだ時間がかかる見通し。