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必要な仮設住宅数、阪神大震災上回る見通し

2011年3月24日 23:05
必要な仮設住宅数、阪神大震災上回る見通し

 東日本大地震の被災者のために必要となる仮設住宅の数は、阪神・淡路大震災の後に建設された4万8300戸を上回る可能性が高いことがわかった。

 国交省によると、東日本大地震の被害を受けた岩手・宮城・福島・千葉・栃木・長野の6県から要請されている仮設住宅の数は約3万3200戸に上るという。このうちの大半を占める約3万2800戸が岩手・宮城・福島の3県からの要請だが、まだ被害の状況を把握しきれていない段階で要請があった数だという。このため、国交省は、今回必要とされる仮設住宅の数は、阪神大震災で建設された仮設住宅4万8300戸を上回る可能性が高いとみている。

 24日までに岩手県と宮城県の4地区で、約400戸分の仮設住宅の建設が始まっている。