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みずほ銀のシステム障害のきっかけは義援金

2011年3月26日 2:22
みずほ銀のシステム障害のきっかけは義援金

 「みずほ銀行」の西堀利頭取は25日夜、記者会見を行い、大規模なシステム障害は、東日本大震災の義援金による大量の振り込みがきっかけとなったことを明らかにした。

 また、19日から3日間全てのATM(=現金自動預け払い機)を停止し、本人確認を条件に窓口で10万円を上限に払い出しに応じた結果、約23万件、総額196億円が支払われたという。しかし、中には、残高を上回る額の引き出しが行われたケースや、同一人物が複数の店舗で引き出したケースなどもあり、このような利用者に対しては今後、返還を求めていく考え。

 一連のシステム障害は、インターネットオークションなど一部の取引で処理が残る他は、ほぼ復旧した。みずほ銀行は今後、外部の専門家チームを設置し、原因究明や再発防止にあたる方針。