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辺野古に防衛省の事務所開設 普天間問題

2011年3月31日 14:06
辺野古に防衛省の事務所開設 普天間問題

 アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題で、移設先とされる沖縄・名護市辺野古に31日、防衛省の事務所が開設された。移設をめぐって沖縄県などの合意が得られない中、政府が地元への直接的な働きかけに乗り出した形。

 名護防衛事務所は、地元との連絡や調整に当たる目的で辺野古の集落内に設置され、6人の職員は将来的に44人まで増やされる予定。沖縄防衛局長・真部朗氏は「(移設について)県民の理解がいただけるのであれば、名護防衛事務所の体制や意義、役割も大きくなるんだろう」と話した。

 移設先とされるアメリカ軍キャンプ・シュワブ内では、新たな建物や浜辺のフェンスの工事などが進められていて、地元の合意が得られない中、辺野古移設を既成事実化する動きとの反発も上がっている。